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相続手続き 2025.11.12

財産一覧の作成|残される家族のためにできること

はじめに|

「自分にもしものことがあったら、家族は財産をすぐ把握できるだろうか?」

相続手続きの最初のハードルは、被相続人の財産全体を把握することです。

✅ 預貯金の銀行・支店

✅ 不動産の所在と登記情報

✅ 株式・投資信託の銘柄と口座

✅ 保険契約や借入金の状況

これらが曖昧だと、遺族は何か月も手続きに追われ、また財産が漏れて後日トラブルとなるケースもあります。

当事務所の「資産承継支援」では、最初のステップとして現状分析を行い、財産一覧表の作成をサポートしています。

今回は、財産一覧の作成方法と家族への効果、そして資産承継支援での活用例をわかりやすく解説します。

【本記事で解説する内容】

・資産承継支援と財産一覧作成の関係

・財産一覧作成の必要性

・財産一覧に記載する項目

・預貯金,金融資産のまとめ方

・不動産情報の整理方法

・保険,年金の記載ポイント

・借入,負債も記載必須

・財産一覧の作成方法

・専門家の視点とアドバイス

・まとめ

1. 資産承継支援と財産一覧作成の関係

当事務所の「資産承継支援」では、STEP1として現状分析を行います。

財産一覧作成は現状分析の基盤資料であり、遺言や家族信託設計の精度を高める第一歩です。

2. 財産一覧作成の必要性

財産一覧は、相続時の手続き円滑化だけでなく、ご本人自身が資産全体を俯瞰する資料です。承継計画・節税対策・認知症対策を検討する際も不可欠です。

3. 財産一覧に記載する項目

【記載内容】

・預貯金(銀行名、支店、口座種類)

・株式・投資信託(証券会社、銘柄、口座番号)

・不動産(所在地、地番、登記簿内容)

・保険(会社名、契約番号、種類)

・借入・ローン(金融機関名、残高)

4. 預貯金・金融資産のまとめ方

各銀行・支店・口座種類と最終残高を一覧化します。どの金融機関に何口座あるか把握できるようにすることが重要です。

5. 不動産情報の整理方法

固定資産税納税通知書と登記事項証明書をもとに、所在地・地番・面積をまとめます。

資産評価や承継プラン作成の基礎となります。

6. 保険・年金の記載ポイント

保険会社名、契約番号、保障内容を記載。

年金は種類(国民・厚生・共済)や基礎年金番号を控え、手続き漏れや未請求を防ぎます。

7. 借入・負債も記載必須

借入状況は相続財産評価に直結します。

負債情報がないと相続人が正確な判断ができないため、必ず記載しましょう。

8. 財産一覧の作成方法

当事務所では、STEP1現状分析でヒアリングシートと固定資産税納付書、通帳写しなどをもとに財産一覧表を作成します。

その後の遺言作成・信託設計の土台になります。

9. 専門家の視点とアドバイス

司法書士として、財産一覧は単なるリストではなく、承継方法検討・節税対策・親族トラブル防止の資料です。定期的な更新が大切です。

10. まとめ

財産一覧の作成は、家族への最大の思いやりであり、資産承継支援の第一歩です。

チェック項目 ポイント

・預貯金 銀行名,支店,口座種類

・株式 投資 証券会社,銘柄

・不動産 固定資産税通知書,登記事項

・保険,年金 契約内容,番号

・借入 金融機関名,残高

よくある質問(Q&A)

Q. 財産一覧はいつ作成すべきですか?

A. 早ければ早いほど良いです。特に遺言作成や家族信託を検討する場合は必須です。

Q. 現状分析ではどこまでまとめてもらえますか?

A. ヒアリング資料と公的資料をもとに、金融資産・不動産・負債を一覧化し、承継対策の方向性を整理します。

財産一覧は、ご自身の資産状況を把握し、相続対策・認知症対策・遺言作成・家族信託すべての基盤となる資料です。

当事務所の「資産承継支援」では、

✅ 財産一覧表作成

✅ 相続人関係整理

✅ 潜在リスクや課題の可視化

を行い、その後の承継プラン提案や実行支援へつなげます。

「まず現状を整理したい」

「遺言や信託を検討する前に全体像を把握したい」

という方は、初回無料相談をご利用ください。


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不動産と相続に強い司法書士が、ご家族の想いに寄り添いながら、最適な解決策をご提案します。
「何から始めればいいか分からない…」という方も、まずはお気軽にご相談ください。

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「しなやかに。資産と想いをつなぐ。」をテーマにサポートしています。