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相続手続き 2025.11.12

借金の調査と過払い金請求のポイント(相続手続き)

はじめに|

相続手続きにおいては、故人の債務(借金)状況の確認と、過去の取引に起因する過払い金の有無の確認が重要です。

以下は、手続き上のポイントを整理したものです。

借金の確認方法

故人の遺留品から、金銭消費貸借契約書や借用書、金融機関や債権回収会社からの督促状などがないかを確認します。

これら物的証拠に加え、信用情報機関への情報開示請求により、故人の債務状況を把握することができます。

情報開示請求を行うことで、登録されている借入れやカード利用の履歴等を確認できます。

過払い金請求について

故人が過去に消費者金融等から借り入れを行っていた場合、過払い金が発生している可能性があります。

過払い金は相続人が請求することができます。

過払い金請求の時効は、最終取引から10年ですので、最終取引日からの経過年数を確認する必要があります。

まとめ

債務確認は、書類の確認と信用情報機関への開示請求を併用して行います。

過去の借入れについては、過払い金の有無と最終取引日を確認し、相続人による請求の可否や時効(最終取引から10年)を確認してください。


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