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不動産活用 2025.11.12

賃貸不動産の管理コストとは?プロパティマネージャーが解説する内訳と見直しのポイント

賃貸不動産の管理コストとは?プロパティマネージャーが解説する内訳と見直しのポイント

はじめに|

賃貸経営をされているオーナー様からよくいただくご相談のひとつが「思った以上に管理コストがかかっている」というものです。毎月の管理委託料だけでなく、修繕費・清掃費・保険料・税金など、細かい支出を合算すると利益が圧迫されてしまいます。さらに、長期的に見れば大規模修繕や設備更新といった高額コストも避けて通れません。

本記事では、プロパティマネージャーの実務経験をもとに、賃貸不動産の管理コストの種類と見直しのポイントを整理します。

コスト構造を正しく理解すれば、無駄な支出を減らし、安定した賃貸経営につなげることが可能です。

賃貸不動産の管理コスト

賃貸不動産の管理コストは、大きく分けると「日常的に発生するコスト」と「突発的・定期的に発生するコスト」に分類できます。前者には管理委託料や清掃費、共用部電気代などがあり、後者には原状回復工事費や大規模修繕費、保険料などが含まれます。

重要なのは「どの費用が固定的で、どの費用が変動的なのか」を把握し、適切に予算を組むことです。また、管理会社に任せきりにするのではなく、オーナー自身がコストの内訳を理解し、必要に応じて見直す姿勢が収益改善につながります。

管理コストの主な種類

1. 管理委託料

  • 管理会社へ支払う報酬。
  • 集金代行・入居者対応・契約更新業務などの内容に応じて金額が変わる。
  • サービス内容と金額が見合っているか定期的に確認が必要。

2. 清掃・衛生管理費

  • 共用部の定期清掃、ゴミ置き場の管理、害虫駆除など。
  • 清掃頻度を調整することでコスト削減が可能だが、見栄えや衛生面を損なうと入居率に悪影響を及ぼす。

3. 共用部光熱費

  • 廊下・エントランス照明やエレベーター電気代、水道代。
  • LED照明化や節電で削減可能。

4. 修繕費(小規模)

  • エアコン・給湯器交換、ドアノブ修理、壁紙補修など。
  • 退去ごとに発生する原状回復費用は、オーナー負担と入居者負担の区分を契約書で明確にすることが重要。

5. 大規模修繕費

  • 外壁塗装、防水工事、屋上補修など、10〜15年に一度発生。
  • 一度に数百万〜数千万円かかるため、修繕積立を計画的に行う必要あり。

6. 保険料

  • 火災保険・地震保険・施設賠償責任保険など。
  • 補償範囲を見直すことで無駄を削減できるケースもある。

7. 税金・公租公課

  • 固定資産税・都市計画税など。
  • 減価償却とのバランスを考慮し、税務戦略も含めて検討する。

コスト見直しのポイント

管理委託契約の内容精査

定常的にかかる報酬以外にも突発的に支払う必要があるフィーなどを確認。

相見積もりの実施

修繕工事や清掃業務は複数業者から見積もりを取り、価格と品質を比較する。

長期修繕計画の策定

大規模修繕を突発的に行うと資金繰りに影響するため、10〜20年の修繕計画を作成。

省エネ・効率化投資

LED照明や高効率設備を導入することで、長期的にランニングコストを削減可能。

専門家の視点

私は司法書士として相続や登記に携わる一方、大手不動産会社にてプロパティマネジメント業務を経験してきました。

現場で感じるのは「コストを下げること=質を下げること」ではないという点です。

たとえば、清掃頻度を適切に調整したり、複数業者に見積もりを依頼するだけでもコストの最適化が可能です。

大切なのは「収益と入居者満足度のバランス」を保つこと。

管理会社に丸投げするのではなく、オーナー自身が数字とサービスを把握することが健全な賃貸経営につながります。

よくある質問・Q&A

Q1:管理会社に任せればコスト最適化できますか?

→ 必ずしも最適化されているとは限りません。管理会社任せにせず契約内容の見直しが必要です。

Q2:大規模修繕費はどう計画すべきですか?

→ 10〜15年を目安に修繕積立を行うのが理想です。急な出費を避けるために長期修繕計画を作成しましょう。

まとめ

賃貸不動産の管理コストは、管理委託料から大規模修繕まで多岐にわたります。

見直しを怠ると収益が圧迫されますが、適切に管理すれば安定した賃貸経営が可能です。

「どの費用を見直すべきか分からない」「管理会社に任せきりで不安」という方は、専門家にご相談ください。

当事務所では司法書士としての法務面に加え、プロパティマネージャーとしての実務経験を活かし、収益改善につながる管理体制のご提案を行っています。お気軽にご相談ください。


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